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Q & A


耐薬品性について知りたいのですが。

 薬品がどのようなものかで結果が異なります。 溶解型薬品の場合は、ご使用は出来ません。 ABS樹脂の耐薬品浸漬試験結果をご覧下さい。
 また、歪のかかった環境での薬品との接触は割れの原因となることがあります(環境応力亀裂)。 環境応力亀裂に関する詳細な説明並びに対策については、「トラブルガイド」ページのケミカルストレスクラックに記載していますので参照して下さい。 当社では環境応力亀裂に対して改良された各種グレードを販売しています。

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吸水性について教えて下さい。

 ABS樹脂は吸水性があります。 成形時には必ず乾燥して下さい。 吸水のレベルは、汎用グレードでは常温大気中放置で0.5〜0.7%程度、一部の耐熱グレードや特殊グレードでは1%とグレードにより異なります。 製品資料のページで製品別射出成形条件の資料をダウンロードし、ご参照下さい。 射出成形では吸水率0.05%以下を目安に乾燥を行って下さい。

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酸素指数を教えて下さい。

 難燃タイプのABS樹脂の酸素指数は、難燃性能に応じて約22〜35、非難燃タイプのABS樹脂は約18です。

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電気抵抗、絶縁破壊強さを教えて下さい。

 標準的ABS樹脂では、体積抵抗率:10E+15から10E+18ohm・cm  絶縁破壊強さ:14-20kv/mmです。

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ABS樹脂の発火温度は?

 ABS樹脂の発火温度は約500℃ですが、燃焼環境条件で変動します。

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比誘電率、誘電正接の値はいくらですか?

 標準的ABS樹脂で、 比誘電率は2.4-5.0(60Hz)  誘電正接は0.004-0.008(10E+6Hz)
となっています。

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ABS樹脂のガラス転移温度を知りたいのですが。

 ABS樹脂は200℃近く離れた2つの温度領域にガラス転移温度を持ちます。 ブタジエンゴムに起因する低温側の-80から-90℃付近の転移と、PSANに起因する高温側120℃近辺の転移点です。 低温側はABS樹脂の低温衝撃強度に貢献する特性です。 高温側は耐熱性を支配する特性です。 動的せん断弾特性の測定例をご覧下さい。 ガラス転移温度はtanδのピーク温度で知ることができます。
動的せん断弾特性の測定例

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ABS樹脂と他樹脂の特性を比較した資料はありませんか?

 異なった樹脂を比較評価することは、規格試験法では各樹脂固有の試料作成条件や試験条件があり無理があります。 ご検討予定の製品でその違いを把握することをお勧めいたします。 プラスチックを扱った書籍の中に数値比較をしたものがありますので、 「プラスチック読本主要熱可塑性プラスチックの性能一覧表」をご参照下さい。
 また、ご覧いただく前に、当サイトのご利用にあたってをご一読下さい。

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